漏水調査

漏水調査の流れ

01|作業計画
設計書・仕様書等に基づき、調査資料の作成、関係機関への届出書類の準備及び使用機材の点検、安全対策の検討を行います。

02|現場下見調査
調査に先立ち、調査区域の配管図と現地を照合し、施設状況の把握(配水管・弁栓類の位置確認等)、住宅、商工業地域、交通量、給水密度、地形等の現地状況を把握します。

03|戸別・弁栓音聴調査
主に給水装置の止水栓・量水器及び公道下の弁栓類を対象に、音聴棒等を用いて音聴調査を行い漏水音(漏水疑似音)の有無や目視で確認できる漏水を発見します。

04|路面音聴調査
漏水探知器を用いて路面に伝播する漏水音(漏水疑似首)を探知します。管種により漏水音の減衰率が異なるため、埋設管上を0.5m~1.0m間隔で聴音します。 路面音聴調査は交通車両等の騒音の影響を受けやすいため、夜間作業を行う場合があります。

05|漏水確認調査
音聴調査により探知した漏水音(漏水疑似音)箇所をボーリング調査を実施し、漏水かどうかの判定と漏水位置の特定を行います。

06|相関調査
相関式漏水発見装置を使用し、2つの測定点(消火栓、止水栓等)に設置されたセンサーで漏水音を捉え、漏水音の到達する時間差から漏水地点を特定する工法です。

07|報告書作成
各調査での結果を分析・考察し、漏水調査報告書として作成します。
管路診断
地中に埋設されている水道管の現況調査を様々な視点から行います。
調査によって得られたデータは、水道施設の維持管理及び管路更新計画等に役立つ情報として構築されます。


01|監視型漏水調査
高感度音圧センサーを搭載したロガーを水道管路付属施設へ設置し、一定の測定間隔に基づき漏水音の最小音圧値の記録をします。 ロガーに記録されたデータを収集し、値に基づき処理・解析を行い、軌道下や国道等を横断する重要路線の状態を把握したい場合に監視型工法が効果的です。


02|流量測定調査
既設の流量測定室及び水管橋等にポータブル型超音波流量計を設置し、調査地区の夜間最小流量を測定します。 測定で得られたデータと過去のデータ又は配水池流量との比較を行い、漏水量の検証を行います。


03|水圧測定調査
消火栓に水圧測定を設置し、設置場所の水圧の最高・最低・平均値を測定します。漏水発生の要因ともなる高水圧地区やウォーターハンマの発生の有無を確認し、水圧状況を確認します。


04|水道管洗浄業務
配水管の洗浄は、管内面塗装が劣化している管路、夾雑物等が堆積している管路、行き止まりや使用水量が少なく残留塩素濃度が低下している管路等で、排水弁や消火栓等から排水することで洗浄を行います。排水時間・排水量・洗管前後の夾雑物の排出量・残留塩素濃度等を記録します。にごり水発生の解消、水質異常・水出不良の予防等に効果的な作業です。


05|水管橋点検
管体等からの漏水、錆、腐食等の目視確認を行う作業です。また、目視できない場所はドローンを使って確認いたします。



06|弁栓類点検
配水施設に付帯する仕切弁・消火栓・空気弁等の開閉操作性、据付状態(ガタツキ等)、外観の目視確認を行います。


07|施設内調査
戸建、集合住宅、商業施設、学校等の漏水調査を行います。